ジャマイカはカリブ海に浮かぶ太陽の楽園。秋田県ほどの広さの島国で、レゲエ音楽やリゾートで有名です。 先住民族が「ザマイカ」（森と水の大地）と呼んでいたのが国名の由来と言われるように、コーヒーの王様を育てるのに相応しい豊かな自然に恵まれています。

そんな豊かな自然に恵まれたジャマイカの中でも、標高2256ｍのブルーマウンテンピークを中心に、島の東部を東西に走る山脈、その中腹にブルーマウンテン地区があり、ジャマイカの法律で定められたこの地区で収穫でいるコーヒーだけが「ブルーマウンテン」の称号を与えられています。

この地区は世界が羨むほどコーヒーの栽培に適したところで、日当たり、風通し、降雨量、肥沃な土壌、昼夜の寒暖の差がコーヒーのコクや甘味を育んでいます。 コーヒーの実は真っ赤に熟したものだけを一つ一つ手摘みし、果肉を除去した後、コンクリートの乾燥場で天日乾燥されます。

さらに、品質を安定させる為に約二ヶ月じっくりと寝かします。 その後、手選別で欠陥豆を除いたものがコーヒー・インダストリー・ボード（CIB）の最終検査を受け合格した珈琲豆のみ、木樽に詰められ出荷されるのです。